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予約しても時間通りにならないことがあるのはなぜですか?

診察室の中では、日々、想定外のことが起こっているためです。

次のような場合は、時間帯予約がうまく機能しないことがあります。

平均すると月に3〜5回(週に1回程度)、予約システムが機能しない(全く予約時間通りに診察ができない)日があります。クリニック側の努力ではどうすることもできないので、本当に心苦しく思っております。待ち時間が長い日に当たってしまった患者さんには、本当に申し訳ございません。

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<予約時間通りにならない要因>  番号は要因として多い順です。

① 診療開始後すぐに重症な患者さん(入院が必要な患者さん)が来院した場合

月曜日や連休・祝日の翌日などは、休日の間に具合が悪くなった患者さんが、朝一で来院されることが多く、この状態になることがしばしばあります。

② 入院加療が必要な患者さんが受診した場合 → 血液検査などの他に、これまでの症状の経過や診察所見、検査データなどをまとめた紹介状をその場で作成する必要があります。

③ 経過が長く、血液検査やレントゲン検査、超音波検査など、色々な検査を行う必要のある患者さんが来院した場合

④ 院内で患者さんがけいれんを起こした場合 → けいれんが止まるまでの間、院長がそばで全身状態を確認し、止まらなければ点滴や抗けいれん薬の投与が必要になります。

⑤ 当院に救急車で搬入された患者さんがいた場合 → 救急対応が必要になります。

⑥ 非常に状態の悪い患者さんの場合は、院長が救急車に同乗し紹介先の病院まで搬送することもあります → その間、診療は完全にストップします。

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上記のような診察に時間がかかる患者さんや救急対応が必要な患者さんが受診した場合でも、その患者さんが、午前や午後の診療終了直前に来院した場合、当然ですが、他の患者さんの予約時間には影響は出ません。

全身状態の悪い患者さんが、どのタイミングで受診するかによって、待ち時間に大きな差が出ることになります。

このことはクリニック側ではどうにもできないため、診療開始して間もなく状態の悪い患者さんが受診した場合は、予約している患者さん全員の待ち時間が一気に長くなってしまいます。

以前のような順番予約の場合は、自分の順番にならないと予約患者さんは来院しないため、上記のような理由で待ち時間が大幅に長くなった場合も、自然に回復する方向に向かいますが、時間帯予約の場合は、一旦待ち時間が長くなったら、回復するのが難しいというデメリットがあります。